「ヘチマロンとは」熱可塑性合成樹脂(ポリプロピレン)を加熱溶融してノズルより押し出し、繊維状としたものをカールさせたまま積み重ね、繊維の相互接点を溶着成型して一体化したポーラス材です。「ヘチマロンの排水性能」周囲の土木の水が素早く管内に導かれます。有孔管では穴付近の土砂からの水しか入らず、穴から離れた部分の水は、穴までの長い距離の土の中を通って穴にたどり着きます。ヘチマロンの場合、全表面に均等に流入口がある為、ヘチマロン周囲の水を含んだ土から、すぐに水がヘチマロン内に流入し、素早く排水されます。「ヘチマロンと有孔管の比較」有孔管では、小さな穴に集中して水が流れ込む為、表層部分に巻いた土砂止めフィルターの一部だけに土砂が堆積し、目詰まりを起こしやすくなります。特に周囲地盤から大量の水が浸出する場合、一部の穴だけに排水負担がかかり、水流流速が増し、周囲土砂が高速水流に引き込まれて穴表面に土砂が急速に集積し、目詰まりしやすくなります。ヘチマロンの表面積全体を均等に活用して水を受け入れる為、流れ込む水流も有孔管の場合にくらべてゆるやかで、土砂の引き込みや過剰堆積も起こらず、透水経路が長持ちします。またヘチマロンはポリプロピレン樹脂繊維を熱溶着した強固な立体網目構造で、土圧を受けても歪みが少なく、内部空隙率も高い値を保持しており、土圧を受けても排水能力を保持できます。「ヘチマロンの主な用途」もたれ擁壁裏込透水材、植樹の灌水、裏込栗石の代替、道路路盤排水、グランド暗渠排水、トンネル裏面排水、屋上緑化排水、土木用暗渠排水材、産業廃水処理、気液接触濾材、河川浄化、合併浄化槽、路床排水 |
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